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1975年製 のGibson Les Paul Standard VSのOLDが入荷しました。
このギターはGibson がLes Paul Standardの再生産を開始した初年度(1975年)のものだと思われます。シリアルナンバーは“403367”の6桁シリアルで74~75年製と言う事になりますが、レスポールの再生産が開始されるのが75年でこのギターのネックはマホガニーの3Pネックなので75年製ですね。
ボディのマテリアルはラージへッド、ボリュート付きのマホガニー3Pネック、中央部分に1mm程度の薄いメイプルをはさんだマホガニー材のサンドイッチ構造のパンケーキボディ、トップのメイプル材も3Pが使われています。この個体はトップには部分的にフレイムが入っていますね。
1976年からメイプルの3Pネックに変更されるので、貴重なマホネックの個体です。
ピックアップはリアはステッカード・ナンバードPAFピックアップ、フロントは刻印ナンバードPAFピックアップでともにパテントナンバーの表記は“2.737.842”になります。
したがってピックアップ本体はオリジナルで、ピックアップカバーは半田が外されており交換された可能性もあります。(フロントはポールピースのネジ頭とカバーの穴の位置が若干ずれています。リアはぴったりと合っているのでオリジナルの可能性もあります。)
見た感じではトグルスイッチはオリジナルのようですが、VOL,TONE等のコントロール関係はツマミ(オリジナルと思われるツマミも付属しますが、1個は破損した形跡があります)も含めすべて交換されておりますが、キャパシターは“GOOD
ALL TYPE 503S 0.22MFA 200V.D.C +20-20% 44S”の表記のかなり古いビンテージキャパシターのようですね。
テールピースは軽量のアルミ製でブリッジは“チューン-O-マチック”で針金は欠品しています。
ジャックプレートもメタル製に交換されているようです。
ネックの状態はとてもよく、ほぼストレートでトラスロッドのネジを見ても、全く問題なさそうです。
フレットもオリジナルで当時のかなり低めのものが特徴です。
ペグは“Grover ロートマチックペグ”のニッケルに変更されています。また、4弦のペグは本体部分のみクロームのものに交換されています。
付属のハードケースも当時の物のようです。
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